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骨粗しょう症(骨粗鬆症)

骨粗鬆症とは、骨の強度の低下により、骨が脆くなり、骨折しやすい状態を指します。中年以降の女性に起こりやすく、骨折が起きると、寝たきりを招く可能性があります。
ぜひ、以下の項目をチェックしてみてください。

以下の条件に当てはまる場合、骨密度測定をお勧めします。

  • 45歳以上の女性
  • 普通より痩せている
  • 両親に大腿骨近位部骨折歴、脊椎の圧迫骨折歴がある
  • 喫煙している
  • ステロイド薬を使用中または使用歴がある
  • 膠原病の既往がある
  • 過度なアルコールやカフェインの摂取がある
  • 糖尿病、慢性腎不全、慢性呼吸器疾患のある
  • 過激なダイエットの経験がある
  • 運動習慣がない方
  • 紫外線を積極的に浴びていない
  • 生理不順がある、婦人科疾患を持っている

上記に当てはまる方は骨粗鬆症の疑いがあります。
骨の精密検査をおすすめ致します。骨粗鬆症を早期発見、早期治療させることにより、寝たきりを予防することができます。

骨粗鬆症の検査について

当院では最新鋭の骨密度検査の機械を導入しています。この機械では骨密度検査で有効な部位とされる腰椎と大腿骨の測定をします。当院の骨密度検査の所要時間は5分程度になります。また放射線被曝量は微量なのでほとんど心配はありません。

  • 最先端骨密度測定器(GE社 chorale)

    骨粗鬆治療は、正しい評価が重要です。当院では、一般的に導入されている手関節(橈骨)や踵(踵骨)で測定する簡易的なものではなく、ベッド型の腰椎、大腿骨で測定する最先端骨密度測定器を導入しており、大病院と変わらない骨密度計測が可能です。

  • 骨粗鬆症採血

    骨粗鬆症は、大きく「骨が作られないタイプ」と「骨が破壊されすぎているタイプ」「混合タイプ」に分かれます。通常の骨密度測定のみではそのタイプは判断できず、正しい評価には採血が必要です。当院では主に、カルシウム、リン、TRACP-5b、P1NPと呼ばれる骨粗鬆症マーカーを測定し、正しい治療選択を行います。

骨粗鬆症の診断について

診断は、
• 骨密度(骨密度検査 )
• 脆弱性骨折の有無
によって行います。
※一般的には、「立った高さからの転倒」を基準とし、それより弱い力で生じた骨折を「脆弱性骨折」と呼びます。
骨粗鬆症のガイドラインで定められている診断基準では、以下のいずれかを認めた場合に骨粗鬆症と診断されます。
①骨密度70%未満
②骨折の既往歴+YAM80%未満
※「骨折の既往歴」:肩や手首の骨、肋骨、仙骨や恥骨・尾底骨などの骨盤骨、膝や足首の骨折
③背骨(胸腰椎)の圧迫骨折または大腿骨骨折の既往

骨粗鬆症の検査・治療が大切な理由

「いくつになっても、自分だけは健康だ」と思っている人でも必ず、年を重ねると足の筋力が低下し、転倒する危険性が高まります。
厚生労働省の調査では、寝たきり(要介護5)になる原因の1位は脳卒中、2位が認知症、転倒による骨折が3位です。さらに、高齢者の転倒による骨折で多いのは手首、肩、腰、股関節の4カ所で、 特に問題なのが「大腿骨近位部骨折(だいたいこつきんいぶ骨折)」です。
大腿骨近位部とは、股関節(足の付け根)にある足の骨で、骨盤(体)と足の骨をつなぐ重要な役割があります。
また、高齢の方で背中が曲がっている方を見かけますが、背中が曲がっている原因として、実は、骨粗鬆症による背骨の圧迫骨折が挙げられます。
特に女性の場合、中年以降の閉経後、骨密度が急激に低下し、骨粗鬆症になるリスクが高くなります。
月経不順や早期閉経、糖尿病、ステロイド治療などの明らかな原因がある場合もありますが、早い方だと40歳代で骨粗鬆症を迎えてしまう場合もあります。

骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症とは、その名の通り、全身の骨が脆くなる症状です。様々な原因によって全身の骨がスカスカになり、少しの衝撃で骨折を起こしてしまいます。
骨粗鬆症による骨折として代表的なものには、
• 大腿骨近位部(大腿骨頚部と大腿骨転子部)
• 腰椎(背骨の腰部分)
• 胸椎(背骨の胸の部分)
の骨折があります。
これらの骨折は、他の部位の骨折よりも、その後の生活や寿命に大きな悪影響を及ぼします。

骨粗鬆症の原因

人体の骨は常に新陳代謝を繰り返しています。骨芽細胞によって再生し、破骨細胞によって壊れることを繰り返し、約3年で新しく生まれ変わります。
骨の新陳代謝には、”エストロゲン”という女性ホルモンが大きく関わっており、女性は50歳前後になると女性ホルモンの分泌が減り、閉経します。
閉経後は減少した女性ホルモンの影響により、骨の新陳代謝のサイクルが崩れます。元々、骨は短期間で壊れますが、骨を再生させるには数倍の時間が掛かります。この新陳代謝のリズムの狂いが原因で骨を強く作り変えることができず、骨が脆くなってしまいます。これが骨粗鬆症です。
閉経の早い方は50歳代で骨粗鬆症になる方もいます。また、体重の軽い方は、骨への適度な負荷が掛かりにくいため、骨が弱くなりやすく、骨粗鬆症のリスクが高くなります。

骨粗鬆症の症状

上述のように、骨粗鬆症は寝たきりの大きな要因になりますが、骨粗鬆症自体は、骨折しない限り、特に自覚できる症状はありません。
症状がないから安心というものではなく、逆に気づきにくいため、注意が必要です。閉経後は定期的に骨粗鬆症の検査を受けないと発見されないまま進行している場合があります。

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