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肩の痛み

  • 思春期〜青年期
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  • スポーツ外傷

肩の痛みは、若年層に起こるものと、中高年以降に起こるものに分けられます。

肩関節は軟部組織によって安定性を保つ関節であり、加齢などによる筋力低下で正常な動作が難しくなります。特に「五十肩」で悩む患者さんが多く、これは中高年における肩甲骨周囲の筋力低下や腱板機能の低下、肩甲骨位置の異常により、肩関節の「求心位」がうまく保てず、異常な動きをすることが原因です。

当院の「五十肩」治療は以下の3本柱で行っています。
①現在の痛みをどう治すか
②痛みの原因は何か
③拘縮がある場合はその改善

これらを基に、各種治療や運動療法士による運動療法を提供します。肩関節疾患や五十肩の治療で最も重要なのはリハビリテーションです。当院では詳細な診察に基づき、患者さんの問題点に合わせた理学療法を行います。また、手術が必要な場合は速やかに適切な施設をご紹介いたします。

主要な症状と治療例

1:肩関節脱臼

肩関節脱臼は、肩関節が正常な位置から外れることによって生じる状態です。主な症状は、肩の激しい痛み、肩の変形、腕を動かせないことです。脱臼の後には、肩の不安定感や再脱臼のリスクが高まります。
初期治療には、肩を元の位置に戻す整復操作が行われます。その後、安静を保つためにスリングやブレースを使用します。リハビリテーションを通じて、肩の筋力と安定性を回復させます。再脱臼を防ぐため、場合によっては手術が必要となることもあります。

2:腱板損傷

腱板損傷は、肩の回旋筋腱板が部分的または完全に断裂する状態です。主な症状は肩の痛みや腕を上げる際の困難、特定の動作での痛みです。重症の場合、夜間の痛みや安静時の痛みも見られます。
初期治療には、安静、アイシング、抗炎症薬の使用が推奨されます。理学療法で肩の筋力強化や柔軟性向上を図ります。重度の損傷や治療に反応しない場合は、手術(例:腱板修復術)が必要となることがあります。

3:五十肩(肩関節周囲炎)

五十肩は、肩の関節周囲の炎症が原因で生じる痛みと運動制限を伴う状態です。症状は徐々に現れ、肩の痛みやこわばり、特に夜間の痛みが特徴です。肩の動きが制限されるため、日常生活に支障をきたすことがあります。
初期治療には、安静、温熱療法、抗炎症薬の使用が推奨されます。理学療法で肩の可動域を広げ、筋力を強化します。症状が重度の場合や長引く場合は、ステロイド注射や手術(関節鏡視下手術)が考慮されます。

4:石灰沈着性腱板炎

石灰沈着性腱板炎は、肩の腱板にカルシウムが沈着し、急性の炎症と激しい痛みを引き起こす状態です。痛みは突然始まり、肩の運動が著しく制限されます。
初期治療には、安静、アイシング、抗炎症薬の使用が推奨されます。痛みが強い場合は、ステロイド注射が行われることもあります。理学療法で肩の可動域を回復させます。症状が改善しない場合は、手術(石灰除去術)が検討されます。

千葉ニュータウン整形外科
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